どの設定を選択すればよいかについては、読み込み設定の種類をご参照下さい。
Sigmaに読み込み可能なデータは、「生波形データ」と「トレンドデータ」の2種類に大別されます。 各読み込み設定の名前の先頭に表示されているアイコンは、その設定がどちらのデータを読み込むためのものであるかを示します。
生波形用の読み込み設定 | |
トレンド用の読み込み設定 |
読み込まれたレコードは通常「読み込まれたレコード」フォルダに格納されます。ただし、カスタム(ユーザー定義)読み込み設定で保存先フォルダを指定している場合、指定のフォルダに格納されます。
データはSigma用の形式に変換され、専用の領域にコピーされます。元のファイルを移動・削除してもSigma内のレコードに影響はありません。
Sigmaに読み込み可能なデータは、「生波形データ」と「トレンドデータ」の2種類に大別されます。
生波形データは、典型的には一定の高いサンプリングレートで収録された振動信号のようなデータです。 例えば10秒間分の振動信号が記録された1つのファイルをSigmaに読み込むと、1つのレコードとして読み込まれます。
1つのファイルに複数チャンネルのデータが記録されている場合、チャンネルごとに個別のレコードとしてSigmaに保存されます。 例えば6チャンネルで振動信号が同時収録されたファイルをSigmaに読み込むと、6個のレコードとして保存されます。
トレンドデータは、測定時刻と値がセットになって記録されているデータで、典型的には数分や数時間おき(一定である必要はありません)に測定された温度データなどが想定されています。 生波形データと異なり、1点のデータが1つのレコードとして読み込まれます。例えば温度データが100行記録されたファイルをSigmaに読み込むと、100レコードとしてSigmaに保存されます。
生波形同様、1つのファイルに複数チャンネルのトレンドデータが記録されている場合、チャンネルごとに個別のレコードとなります。 例えば6箇所の温度トレンドデータが100行分記録されたファイルをSigmaに取り込むと、600レコードとして保存されます。
IIU製品関連 | Sigmaテキスト形式(.csv) | Sigmaのテキスト出力機能を使って出力したCSVファイル、またはASTモニタリングで出力したCSVファイルを読み込みます。 | |
RIS形式(.ris) | RIS Interfaceで出力したバイナリファイルを読み込みます。 | ||
RISテキスト形式(.csv) | RIS Interfaceで出力したCSVファイルを読み込みます。 | ||
AMADISテキスト形式(.dat) | AMADISで出力したテキストファイルを読み込みます。 | ||
その他 | WAVE形式(.wav) | WAVE形式の音声ファイルを読み込みます。 | |
一般テキスト形式(簡易) | その他の一般的なテキストを簡単な設定のみで読み込みます。詳しくは簡易読み込みをご覧下さい。 | ||
一般テキスト形式(カスタム) | 予め詳細に設定した読み込み方式を用いてテキストファイルを読み込みます。生波形データまたはトレンドデータを読み込むことが出来ます。詳しくはカスタム読み込みをご覧下さい。 |
一般テキスト形式(カスタム)以外は全て生波形データを読み込むための設定です。
IIU製品により出力されたファイルやWAVEファイル以外は、一般テキスト形式として読み込みます。 一般テキスト形式は生波形データとトレンドデータに分類されます。
読み込み可能な生波形データのテキスト形式は以下のとおりです。拡張子は問いません。
生波形データは時刻列の有無に関わらず、一定のサンプリングレートとして読み込まれます。
読み込み可能なトレンドデータのテキスト形式は以下のとおりです。拡張子は問いません。
最低限の情報を設定し、テキストを生波形として読み込むモードです。区切り文字やヘッダーの行数等は自動で判定され、 全てのチャンネルの信号を、指定した物理量信号として読み込みます。 読み込むチャンネルを選択したり、チャンネルごとに異なる物理量を設定したい場合、また読み込みに失敗する場合等はカスタム読み込みをご使用下さい。 新しい物理量を定義したい場合は、物理量の管理を御覧下さい。
ボタンから一般テキスト形式(簡易)を選択すると、簡易読み込み設定ダイアログが表示されます。
OKクリック後に表示されるファイル選択ダイアログでファイルを選択すると、読み込みが始まります。
あらかじめ定義したテキスト読み込み設定を使用して、テキストを読み込みます。 テキスト読み込み設定の定義方法は、(カスタム)テキスト読み込み設定の定義を御覧ください。 簡易読み込みではできない、以下の様なテキストの読み込み方が可能です。
テキスト読み込み設定を定義するには、ツールバーのボタンを押し、 「読み込み設定」を選択し、読み込み設定一覧画面を開きます。
新たなテキスト読み込み設定を定義するには、追加ボタンを押し、「生波形用」または「トレンド用」のいずれかを選択します。 既存のテキスト読み込み設定を編集するには、編集したいテキスト読み込み設定を選択し編集ボタンボタンを押します。
測定日時は、ファイルの更新日時を測定日時とするか、ヘッダーから読み込むかを選択できます。 ヘッダーから読み込む場合、読み込み先の位置(行、列)及び日時の書式を設定する必要があります。 書式として入力する文字列は、測定日時としてファイルに記録されている文字列に対して、 数字部分をアルファベットで置き換えたものになります。使用するアルファベットは以下のテーブルを参照下さい。
年 | 月 | 日 | 時 | 分 | 秒 |
y | M | d | H | m | s |
例えばテキストファイルに「2016/4/24 10:05:05」と記録されている場合「y/M/d H:m:s」と入力します。 また、日付と時間が異なるセルに記録されている場合、「日付と時間を異なるセルから読む」をチェックすることで それぞれに対して読み込み先と書式の設定が可能になります。
テキスト | 対応する書式 |
---|---|
2016/4/24 10:05:05 | y/M/d H:m:s |
2016年04月24日 10時05分05秒 | y年M月d日 H時m分s秒 |
物理量タブでは、各チャンネルのデータをどのような物理量として読み込むか、またそれに付随した情報を設定します。
全てのチャンネルを同一の設定で読み込む場合は「全チャンネル共通」、各チャンネルを個別の設定で読み込むには「個別チャンネル」を選択します。
チャンネル設定項目
Y = a X + b
X :テキストデータに記録されている数値
Y :
Sigmaに読み込まれる数値(物理量)
読み込むチャンネルを追加するには、チャンネル追加ボタン を押します。
複数チャンネルの設定を一括で編集するには、複数行を選択した状態で編集ボタンを押し、 チャンネル設定編集画面を開きます。
一括で編集したい項目の編集ボタンを押し、編集した後OKボタンを押してください。
タグの読み込み設定により、ヘッダーの任意の場所から文字列を読み込み、 レコードのタグとして記録することが出来ます。読み込み先は複数設定することが出来ます。 また、それぞれの読み込み先には名前を設定することが出来ます。 読み込まれた複数の文字列はカンマで連結され、タグとして記録されます。
上図の設定の場合、下記の文字列がレコードのタグとして記録されます。
測定箇所ID:"6行2列から読み込まれた文字列", 測定者名:"5行3列から読み込まれた文字列"
ほとんどの設定は生波形データ用の設定同様(テキスト読み込み設定-生波形用参照)ですが、トレンドデータの場合生波形がないため、計算する特徴量を指定する項目はありません。 その代わり、トレンドデータをいずれの特徴量として読み込むかを1種類指定します。通常「平均値」のままで問題ありませんが、 例えばテキストに記録されたデータが振動加速度のRMSである場合、これを振動加速度の「RMS」として 読み込むことで、Sigma内レコードのRMSの項目に数値が読み込まれ、振動加速度のRMSを対象として作成したしきい値設定を適用することが出来ます。生波形データとトレンドデータの概念については生波形データとトレンドデータの概念を御覧ください。
Sigmaテキスト形式やRISテキスト形式等のプリセットの読み込み設定に関するパラメータを変更します。 プリセット読み込み設定のパラメータを変更するには、ツールバーのボタンを押し、 「読み込み設定」を選択し、読み込み設定一覧画面を開きます。
いずれかのプリセット読み込み設定を選択した状態で編集ボタンを押すか、リスト内の項目をダブルクリックすると、 プリセット読み込み設定のパラメータ変更画面が開きます。
データ読み込みの際に該当の設定を選択肢として表示するかどうかを変更可能です。