信号波形を表示するには以下のいずれかの操作を行います。
※複数レコードを同時に表示したい場合は2.の方法で信号を表示します。
ズームモード切替ボタンにより拡大方向をXY軸、X軸のみ、Y軸のみに変更することが出来ます。
信号表示部で右クリック -> コンテキストメニューから「表示範囲を数値で指定」を選択します。 表示範囲指定ダイアログで数値を入力しOKを押すと表示範囲が更新されます。
全ての項目を入力する必要はありません。空欄の項目は現在の値が使用されます。
信号表示画面を複数開いている場合、特定の画面の表示範囲を別の画面に適用し、 表示範囲を合わせることが出来ます。
信号表示部で右クリック -> コンテキストメニューから「表示詳細設定」を選択します。
ここでの設定は、表示中の1つの信号ビューのみに適用される設定です。全ての信号ビューに共通の基本色の変更を行う場合、グラフ環境設定から設定して下さい。
複数の信号は重ねて表示されるため、信号が別の信号に隠れて見づらくなる場合があります。 このような場合、描画順のアルゴリズムを変更することが出来ます。
周波数スペクトル表示の場合、CTRL+クリックにより、カーソル近傍のピークに周波数マーカーが追加されます。 マーカーを削除するにはもう1度CTRL+クリックします。
1つのグラフエリアに複数信号を表示している状態で右クリック -> コンテキストメニューから 「信号を個別に表示」を選択することでそれぞれの信号を個別のグラフエリアに表示することが出来ます。 ウィンドウのサイズを変更すると自動的にレイアウトが変更されます。 再び1つのグラフエリアに描画するには右クリック ->コンテキストメニューから「信号をまとめて表示」を選択します。 レコードに3種類以上の物理量が含まれている場合、個別表示のみが可能です。
個別表示時に特有の操作
操作方法は表示範囲のコピー・ペーストの通りですが、個別表示の場合、現在カーソルが置かれているグラフエリアが表示範囲のコピー及びペーストの対象となります。
凡例を別のグラフエリアにドラッグドロップすることでグラフの順番を入れ替えることが出来ます。
FFTボタンで
周波数スペクトルと時間波形の表示を切り替えます。
周波数スペクトル表示中のみ、ツールバーに対数切り替えボタンが表示され、
横軸を対数スケールに切り替えることが出来ます。
Sigmaでは1レコードの全データを使用してFFTが実行されます。 1レコードのうち特定の時間領域のみの周波数スペクトルを表示したい場合は、信号の切り抜きを行ってFFTボタンを押してください。
グラフビューで右クリック -> 「表示範囲で信号を切り抜き」を選択すると、現在の表示時間幅で信号波形データを切り抜き、 別ウィンドウに表示することが出来ます。特定の時間帯の周波数スペクトルを表示したい場合や、特定の時間帯のみを別のレコードとして保存したい場合に使用します。
信号を切り抜いただけでは別レコードとして保存されません。別レコードとして保存するには新規レコードとして保存を実行してください。
信号処理ボタンから各種信号処理を実行できます。 信号処理は、実行するごとに重ねがけされます。 オリジナルの信号に戻したい場合、信号処理ボタンから「オリジナルに戻す」を選択して下さい。
バンドパス | 指定周波数帯のみを残すフィルタリング |
バンドストップ | 指定周波数帯のみを削除するフィルタリング |
エンベロープ | 絶対値処理とローパスフィルタによる簡易的なエンベロープ処理 |
自己相関係数 | 時間シフトした自身の信号との相関係数 |
信号処理後の信号波形データを別レコードとして保存するには、新規レコードとして保存を実行してください。
信号の切り抜きや信号処理を行った後の信号波形データを別レコードとして保存したい場合、グラフビューで右クリック -> 「新規レコードとして保存」 を選択します。表示された新規レコード保存ダイアログに必要な情報を入力しOKを押すと、レコードが保存されます。
保存されるレコードのタグとして記録される任意の文字列
「元レコードと同じフォルダ」または「読み込まれたレコード」から選択
物理量を変更する場合に使用
現在表示中の信号を画像として保存するには、画像保存ボタンをクリックするか、 信号ビュー右クリック -> コンテキストメニューから「画像を保存」を選択します。 初回のみ、保存先フォルダを選択するためのダイアログが表示されますが、 以降はこの時指定したフォルダに画像が保存されます。 保存先を変更したい場合、右クリック -> コンテキストメニューから「フォルダを選択して画像を保存」を選択します。
現在表示中の画像をクリップボードにコピーするには、信号ビューが前面にある状態でCTRL+Cを押すか、信号ビュー右クリック -> コンテキストメニューから「画像をコピー」を選択します。 コピーされた画像はパワーポイント等のアプリケーションへペーストすることが出来ます。
1つのレコードの生波形を複数の区間に分割し、それぞれを個別のレコードとして保存することが出来ます。 レコードの分割には「簡易分割」を使用する方法と、「レコード分割設定」を作成してから分割する方法があります。
レコード分割をしても、元のレコードは変更されません。分割後に元のレコードを削除しても、分割後のレコードに影響はありません。
簡易分割では、ダイアログに入力した一定時間間隔でレコードを分割することが出来ます。実行方法は、レコード分割の実行をご覧ください。
レコード分割設定を使用すると、より複雑な分割方法を指定できます。また、同じ分割方法を何度も使用する場合に便利です。
レコード分割設定の作成・編集を行うにはSettingボタンをから 「レコード分割設定」を選択し、レコード分割設定一覧画面を開きます。
新規レコード分割設定を作成するには、レコード分割設定追加ボタンを押し、分割設定編集画面を開きます。
分割方法は以下の3種類から選択可能です。
レコード分割を実行するには以下の2通りの方法があります。
レコード一覧で1つまたは複数のレコードを選択した状態で、右クリック -> レコードを分割 を選択し、分割に使用したい分割設定を選択します。
スペクトルグラム表示では信号の短時間フーリエ変換結果を、時間を横軸、周波数を縦軸としたコンターグラフで表示します。 Sigmaでは各周波数成分の振幅の絶対値が使用されます。スペクトログラムを表示するには以下のいずれかの操作を行います。
レコード一覧で表示したいレコードを選択(複数可)した状態で
周波数と時間の分解能を変更します。周波数の分解能を高くすると時間分解能が下がり、 時間分解能を高くすると周波数分解能が下がる関係があります。数値で指定するには右クリック->「表示詳細設定」から行って下さい。
スペクトログラム表示画面を複数開いている場合、 特定の画面の設定(コンターレベル、周波数分解能)を別の画面に適用し、スペクトログラム設定を合わせることが出来ます。
コピー元のスペクトログラム表示画面で右クリックし、コンテキストメニューから「スペクトログラム設定をコピー」を選択します。(Alt + Cでも可)
ペースト先のスペクトログラム表示画面を右クリックし、コンテキストメニューから「スペクトログラム設定をペースト」を選択します。(Alt+Vでも可)
マウスによるグラフの拡大・縮小・平行移動、凡例に対する操作、表示範囲のコピー&ペースト、画像の保存などは全て通常の信号表示と共通です。
複数信号を選択した状態でスペクトログラム表示を行うと、複数信号が時間方向に連結されて表示されます。 順番を変更するには凡例をドラッグ&ドロップします。
スペクトログラム表示画面で右クリック -> 「表示詳細設定」を選択し、スペクトログラムの表示詳細設定を行います。
凡例の種類を選択します。
スライダーの移動または周波数分解能を数値で入力することで分解能を変更します。 変更可能な範囲はレコードのサンプリングレートとサンプリング時間から制限されています。
最小値と最大値を数値で入力します。(デフォルトでは自動で計算されています。)
複数レコードの生波形を2次元平面または3次元空間上にプロットします。
2つのレコードの生波形の値について、1つ目のレコードの値をX、2つ目のレコードの値をYとして、XY平面上にプロットします。 2つのレコードのサンプリングレートの違いは考慮されず、それぞれの生波形のn点目がペアとなり、平面上の1点となります。 2つのレコードのサンプル数が異なる場合も表示できますが、その場合、ペアが作成できる範囲までのサンプルがプロットされます。
3つのレコードの生波形の値について、1つ目のレコードの値をX、2つ目のレコードの値をY、3つ目のレコードの値をZとして、XYZ空間にプロットします。 サンプリングレートやサンプル数についての扱いは2次元プロット同様です。
散布図を表示するには、2次元プロットの場合、2つのレコード(または2の倍数のレコード)を選択、3次元プロットの場合、3つのレコード(または3の倍数のレコード)を選択した状態で、 以下のいずれかの操作を行います。
選択したレコードはテーブルに表示されている順番でペアが作られます。例:レコードA,B,C,Dを選択している場合、 レコードAとBが1系列目、レコードCとDが2系列目となります。
X軸、Y軸の表示範囲を統一するには、散布図表示画面で右クリックし、コンテキストメニューから「表示範囲を全ての軸で統一」を選択します。
マウスによるグラフの拡大・縮小・平行移動、凡例に対する操作、表示範囲のコピー&ペースト、画像の保存などは全て通常の信号表示と共通です。
マウス操作
平行移動、矩形ズーム(範囲指定拡大)には対応していません。