モニタリング機能

モニタリング機能の概要

Sigmaのモニタリング機能は、データロガー等と連携し、取得データの信号表示・しきい値判定・信号保存等が可能です。 モニタリング機能を使用するには以下の2通りの方法があります。※それぞれの機能を使用するためのライセンスが必要です。

  1. マクニカ製「Senspider」を使用する

    マクニカ製Senspiderは複数チャンネルのデータロガーで、 Sigmaと直接連携することができます。Sigmaにより生波形・FFT・スペクトログラムのリアルタイム表示・しきい値判定が可能で、データを直接Sigma内に保存することが出来ます。

  2. 任意のデータロガーが出力するテキストファイルを随時読み込む(ファイル監視)

    任意のデータロガーが出力するテキストファイルを随時読み込み、波形表示・判定結果表示・信号保存等を行う機能です。詳細はファイル監視をご覧ください。

Senspider連携

Senspiderモジュールを使用するための準備

Sigmaのバージョン1.15.0以降は、Senspiderの古い機種(Analog Sensor Terminal)には対応しておりませんのでご注意下さい。

Senspiderモジュールを使用するには、追加コンポーネントをインストールする必要があります。以下の手順に従って追加コンポーネントをインストールして下さい。

以上で準備は完了です。

基本の操作

ツールバーのMonitorボタンを押しモニタリング画面を開きます。

モニタリング画面の説明

  1. モニタリング開始・停止ボタン

    ボタンを押してONにするとモニタリングが開始され、リアルタイムで波形が表示されます。停止するにはもう一度ボタンを押してOFFにします。 ハードウェアトリガによりSenspiderでモニタリングの開始・停止が行われる場合、ONにすることでトリガー待ちの状態になります。

  2. レコード保存ボタン

    レコード保存ボタンがONの状態でモニタリングを行うと、レコードがSigma内に保存されます。 レコード保存ボタンを押しただけではモニタリングは開始されません。

  3. Senspiderの状態を示すインジケーター

    接続したSenspiderごとに、以下のいずれかの状態が表示されます。「未接続・接続済み・モニタリング中・トリガー待ち・保存中」

  4. ファイル監視開始・停止ボタン

    ファイル監視機能の詳細はファイル監視をご覧ください。

  5. 設定ボタン

    モニタリングのための基本設定及びアラートの設定を行います。

  6. サムネイルビュー

    各チャンネルの直近の1秒間分の信号が表示されます。信号は生波形・FFT・スペクトルグラムのうちボタン14で選択されたものが表示されます。 またボタン7が押されている場合、メイン特徴量のトレンドが表示されます。

  7. サムネイルビューのトレンド表示

    サムネイルビューをメイン特徴量のトレンド表示に切り替えます。トレンドが表示される条件はトレンドビューをご覧ください。

  8. オートスクロールボタン

    ONにすると各チャンネルが一定時間おきに順に選択され、メイングラフビューに表示されます。

  9. メイングラフビュー

    サムネイルビューで選択されているチャンネルの直近の1秒間分の信号が表示されます。

  10. トレンドビュー

    トレンドボタン(ボタン14)を押している場合に表示されます。サムネイルビューで選択されているチャンネルのメイン特徴量のトレンドを表示します。トレンドが表示される条件はトレンドビューをご覧ください。

  11. グラフ表示範囲のリセット

    メイングラフビューとトレンドビューの表示範囲をリセットします。該当チャンネルに表示範囲設定がある場合、設定値にリセットされ、 それ以外の場合グラフの内容から自動的に範囲が決定されます。

  12. ズームタイプ選択ボタン

    マウスを使用してグラフ範囲を拡大・縮小する際の挙動のタイプを切り替えます。詳しくは表示範囲の変更をご覧ください。

  13. 生波形・FFT・スペクトログラム切り替えボタン
  14. トレンド表示・期間指定

    ONにするとトレンドビューに選択中チャンネルのメイン特徴量のトレンドが表示されます。トレンドが表示される条件はトレンドビューをご覧ください。

  15. プロパティ―ビュー

モニタリングとデータの保存

基本設定

基本設定を行うにはSETTINGボタンを押し、「基本設定」を選択し、モニタリング設定一覧画面を開きます。

  1. 設定の追加・編集・削除ボタン

    モニタリング設定の新規作成、編集、削除を行います。

  2. 設定一覧

    作成済みのモニタリング設定の一覧が表示されます。(最大20個)

  3. 緑の印がついている設定は、現在使用中の設定を意味します。
  4. 一覧で選択中の設定をモニタリング画面に反映させます。

設定の追加または編集ボタンを押すと、モニタリング設定編集画面が開きます。

一般設定

  1. 名称:任意の名前
  2. 入力ソース

    Senspiderを使用する場合「Senspider」、ファイル監視を使用する場合「ファイル」にチェックを入れます。両者を併用することも可能です。 ファイル監視にチェックを入れると、ファイル監視タブが選択可能になり、ファイル監視に関する設定が可能になります。詳しくはファイル監視をご覧ください。

  3. レコード保存回数

    回数を指定すると、保存回数が指定回数に達した時に自動的にデータ保存が停止されます。

  4. テキスト出力

    データ保存時、データは常にSigma内にバイナリ形式で保存されますが、オプションで特徴量と判定結果・生波形・FFTをCSV形式のテキストファイルとして出力することが出来ます。 詳しくはテキスト出力機能をご覧ください。

  5. Senspider設定テーブル

    接続するSenspiderの名称・ポートを設定します。Senpiderに設定された情報に従って入力してください。 各項目は、テーブル内をクリックすることで直接変更できます。 テーブルにSenspiderを追加するには追加ボタンを押します。 テーブルからSenspiderを削除するには削除ボタンを押します。

    Senspiderはソフトウェア上5台まで追加できますが、実際に処理可能な台数はPCのスペックに依存します。

  6. 収録設定

    Senspiderテーブルで選択したSenspiderに対する収録設定。

  7. チャンネル設定テーブル

    Senspiderテーブルで選択したSenspiderに紐づくチャンネルの一覧が表示されます。 任意の行をダブルクリックすることで、各チャンネルの設定画面が開きます。

  8. チャンネル設定編集ボタン

    チャンネル設定一覧テーブルで任意の行(チャンネル)を選択し、編集ボタンを押すと、チャンネル設定編集画面が開きます。 複数のチャンネルを選択した状態でボタンを押すと、複数チャンネルの一括編集が可能です。

  9. チャンネルの使用・不使用切り替えチェックボックス

    チャンネルの使用・不使用は、テーブル内のチェックボックスで直接変更することが出来ます。

  10. レコード保存時に生波形を保存する設定の場合、生波形アイコンが表示されます。生波形を保存しない場合、計算された特徴量のみがレコードに保持されます。

チャンネル設定

チャンネル設定画面

グラフ表示

信号ビュー

モニタリング中、信号ビューには選択中のチャンネルの最新の1秒間分のデータが随時更新されて表示されます。 これはデータ保存をしている場合も同様で、例えば10秒間分のデータを保存している場合も、信号ビューに表示されるのは最新の1秒間分のデータのみです。

グラフの拡大・縮小・並行移動等の操作は、通常の信号ビューの操作と同様です。詳しくは信号ビューの操作をご覧ください

トレンドビュー

トレンドボタンをONにすると、チャンネルのメイン特徴量のトレンドが、信号ビューの下に表示されます。

トレンドが表示される条件

トレンドは、Sigma内に保存されたレコードの特徴量を使用して描画されます。よって、データを保存しておらず、 モニタリングを行っただけではトレンドは表示されません。トレンドに使用されるレコードの条件の詳細は以下のとおりです。 チャンネルの保存先フォルダ(Sigma内)に格納されているレコードのうち、

しきい値と判定結果の表示

計算された特徴量に対し、しきい値を適用して判定結果を表示することが出来ます。 しきい値はSigma内のフォルダに対して設定します。(しきい値の設定の詳細はしきい値を御覧ください。) チャンネルの保存先フォルダに有効なしきい値設定が割り当てられていれば、 判定結果がサムネイルビュー・信号ビュー・プロパティビューの状態サマリーに表示される他、しきい値設定がトレンドビューの背景に反映されます。

判定結果は直近の1秒間分のデータを使用して計算されます。

判定結果表示例

サムネイルビュー及びメイングラフビューに色のついた〇で示された判定結果(図中1,2)は、直近の1秒間のデータを用いたリアルタイムの判定結果です。 これに対し状態サマリーに表示されている判定結果(図中3)は、「アラート設定」で指定した「しきい値判定タイミング」ごとの判定結果です。アラートの発報は図中3の判定結果に基づいて行われます。アラート機能の詳細はアラート機能をご覧ください。

アラート機能

しきい値判定結果に基づき、メールや警報音によるアラートを発報することが出来ます。アラートの設定を行うにはモニタリング画面のSETTINGボタンを押し、「アラート設定」を選択してください。アラート設定は全モニタリング設定で使用される、アプリケーションに1つの設定です。

アラート発報時の挙動

いずれかのチャンネルで連続異常値が検出されると、アラート発報状態となり、状態サマリー上部(下図中1)が赤く点滅します。 警告音を使用している場合、警告音が鳴り続けます。メールによる通知を使用している場合、アラート発報状態に入った時点でメールが送信され、 以降は別のチャンネルで連続異常値が検出されれば再びメールが送信されます。アラート状態を解除するには、リセットボタン(下図中3)を押します。

テキスト出力機能

モニタリング設定で指定した保存間隔でSigma内にレコードを保存するのと同時に、各種テキストファイルを書き出すことが出来ます。テキスト出力の設定を行うにはテキスト出力設定ボタンを押し、テキスト出力設定画面を開きます。

テキスト出力設定ボタン

出力可能なテキストファイルの種類は以下の3種類で、それぞれのテキストファイルは使用中の全チャンネルの情報を含みます。

Senspiderごとのフォルダ名は、1台目「ssp0」2台目「ssp1」...などとなります。

テキストファイル種類ごとのサブフォルダ名及びファイル名の例は以下のとおりです。ファイル名は測定日時とテキストファイルの種類を表す文字列(stat, raw, fft)で構成され、 異なるテキストファイル種類間で同一のレコード保存時の出力であるかどうかは、ファイル名の測定日時部分により識別することが出来ます。

サブフォルダ名 ファイル名(例)
メイン特徴量と判定結果 stat 2019_09_09_16_45_30_stat.csv
生波形 raw 2019_09_09_16_45_30_raw.csv
周波数スペクトルデータ fft 2019_09_09_16_45_30_fft.csv

テキストの種類ごとに、出力する条件を指定することが出来ます。条件は以下の4種類から選択出来ます。

  1. 常に出力
  2. 警告または異常時に出力
  3. 異常時のみ出力
  4. 出力しない

条件2または3の場合、しきい値が割り当てられているチャンネルのうち、いずれかのチャンネルが条件を満たした場合にテキストファイルが出力されます。

その他の機能

表示範囲設定

表示範囲を数値で指定するには、プロパティビュー内の表示範囲設定で数値を入力し、SETボタンを押します。 「全チャンネル共通」チェックボックスをチェックした状態でSETボタンを押すと、全てのチャンネルに入力表示範囲が適用されます。

タグ設定

プロパティビュー内のタグに文字列を入力した状態でレコードを保存すると、入力した文字列がそのレコードのタグとして記録されます。

ログ表示

アラート設定で指定した連続異常値がいずれかのチャンネルで検出された場合、プロパティ―ビューのログに記録されます。

Sigma De Py(Senspiderへの特徴量のデプロイ)

「Sigma De Py」 は、Sigmaで定義した特徴量やしきい値定義をSenspider内で実行可能なPythonコードに変換し、Senspiderへデプロイする機能です。 本機能を使用するには、別途「マクニカ製Sigma De Pyアプリケーション」をインストールする必要があります。Sigma De Pyアプリケーションは以下のURLからダウンロードできます。 https://macnicahq.app.box.com/s/0g4nwp5y67k9buyrn4i5yiyf9p9jm3k8

Sigma De Py使用の流れ

  1. マクニカ製Sigma De Py アプリケーションをPCにインストールする。
    ダウンロードURL:https://macnicahq.app.box.com/s/0g4nwp5y67k9buyrn4i5yiyf9p9jm3k8
  2. Sigmaで、Sigma De Py設定を作成する。(詳細はSigma De Py 設定を御覧ください)
  3. 作成した設定を用いてSenspiderにデプロイする。

 Senspider側に必要な設定については、Senspiderのマニュアルを御覧ください。デプロイ後はSigmaとSenspiderの連携は必須ではありません。

Sigma De Py設定

Sigma De Pyに関する各種設定を行うには、モニタリング画面のSettingボタンを押し、「Sigma De Py設定」を選択します。

Sigma De Py 設定一覧

  1. 設定の追加ボタン

    Sigma De Py 設定を追加します。以下の2通りの追加方法があります。

  2. 設定の編集ボタン

    選択した定義済みの設定を編集します。設定一覧中の任意の項目をダブルクリックすることでも編集画面を開くことができます。

  3. 設定の削除ボタン:設定を削除します。
  4. 設定一覧:設定は20個まで定義することができます。
  5. SigmaDePy.exeの位置設定ボタン:インストールしたSigma De Pyアプリケーション(SigmaDePy.exe)の位置を指定します。
  6. デプロイボタン:選択中の設定を使用してSenspiderへのデプロイを行います。

Sigma De Py設定編集

Sigma De Py設定一覧画面から、設定の追加または編集ボタンを押すと、設定編集画面が開きます。

チャンネル設定編集

  1. 「このチャンネルを使用する」チェックボックス
  2. 名称:チャンネルの任意の名称
  3. サンプリングレート
  4. 物理量への変換

    Senspiderで取得される生値を物理量へ変換するための情報を設定します。 モニタリング設定におけるものと同様のため、詳細はモニタリング設定のチャンネル設定を御覧ください。

  5. 特徴量としきい値

    Sigmaにおいて、しきい値は特定の物理量と特徴量の組み合わせを対象として定義されるため、 選択可能なしきい値は、チャンネルに設定している物理量と、対象とする特徴量の組み合わせに適合するもののみに限定されます。

  6. 計算処理方法

    Senspider内における特徴量計算としきい値判定を、ファイル出力ごとに行うか、指定したファイル出力終了位置に到達した時点で一括して行うかを指定します。

ファイル監視

ファイル監視は、任意のデータロガー等が出力するテキストファイルを、Sigmaが随時読み込み表示・保存する機能です。

ファイル監視モジュールを使用するための準備

ファイル監視を行うには、ファイル監視モジュール対応のライセンスが必要です。 ファイル監視モジュール対応ライセンスをお持ちの場合、以下の操作によりファイル監視機能が使用可能になります。

Sigmaを起動し、「Infoボタン」 >「有効モジュールの更新」を選択します。サーバー上のライセンス情報に応じて、ファイル監視モジュールが使用可能な状態になります。(USBドングルを使用している場合、この操作は必要ありません)

設定方法

ツールバーのMonitorボタンを押しモニタリング画面を開きます。 モニタリング画面はSenspider(AST)モジュールと共通のため、画面の機能の詳細についてはSenspiderモジュールの項目をご覧ください。

ファイル監視設定

ファイル監視を行うには、まずファイル監視用のモニタリング設定を作成する必要があります。 設定を作成するにはSETTINGボタンを押してモニタリング設定一覧画面を開き、新規設定追加ボタンを押します。

  1. 入力ソースとして「ファイル」をチェックします。
  2. ファイル監視タブを選択し、「ファイル監視チャンネル追加ボタン」を押し、ファイル監視チャンネル追加画面を開きます。

OKを押すと、読み込むチャンネル数分のファイル監視チャンネルが追加されます。

ファイル監視チャンネルはASTチャンネルと同様、それぞれ「メイン特徴量」「保存先フォルダ」「グラフの描画色」等を個別に指定することが出来ます。 これらの項目を編集するには、任意のファイル監視チャンネルをダブルクリックするか、任意のファイル監視チャンネルを選択した状態で編集ボタンを押し、チャンネル設定画面を開きます。



異なる監視先フォルダを追加したい場合や、同じフォルダでもファイル名によって異なる読み込み設定を適用したい場合、再びファイル監視チャンネル追加ボタン を押し、ファイル監視チャンネルを追加します。 (※すでに登録されているファイル監視チャンネルと、「監視先フォルダとファイル名フィルタの組み合わせ」が重複するような設定は追加できません。)下図は計3回のファイル監視チャンネル追加を行った場合の例で、 それぞれのチャンネルと読み込み対象となるファイルの関係を図示したものです。

ファイル監視の開始と停止

ファイル監視を開始するにはファイル監視スタートボタンをONの状態にします。

ファイル監視スタートボタンをOFFの状態にすると、ファイル監視が停止します。

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